一色宏

プロフィール

愛媛県松山市出身、洋画、日本画を学びながら、デザインの世界に入る。美学、哲学の教えのもと、人間がなぜ、真、善、美、利を求めゆくのかを探求しながら、デザインがどのような働きをするのか、また、必要なのかを考え、人と社会に寄与できることを願って創造活動に専念する。

人間生命に内在する美的感性が、生活文化を高める役割や、企業文化へのデザインの責任。良いものを世に伝えるという大きな役目があり、現状をより良いものに変えるために尽力する事をモットーにしてHuman First-Heart First を堅持して、万象の共感を呼ぶDESIGNをめざしている。

異色の制作経歴として、昭和39年、日本美の粋を尽くした皇居新宮殿造営に参画する。日本の最高の芸術家の結集した和風の現代建築のプロジェクトで、一般参賀のとき人々が参列する東庭の意匠デザインを担当する。一方、日本の国土防衛のための第3次防衛計画ー第4次防衛計画(防空警戒管制組織)BADGE SYSTEMのグラフィックシステムデザインを製作する大任を受く。その後、国際的な緊張関係の米ソ「冷戦」の渦中に、広島市市制100周年を迎え、「米ソ宇宙平和サミット」を公式行事として開催。アメリカの宇宙飛行士ラッセル・シュワイカート氏、ソ連のマカロフ氏、ブルガリアのイワノフ氏の3人を迎えての式典のシンボルの制作を受ける。また、3人の宇宙飛行士に贈る献詩「ROSE COSMOS」を作成し、式典にて捧げる。感動なか共に抱き合った幸運の誓いを胸に「地球市民憲章」に要約して、自己自身のデザインポリシーとする。数多くの企業・団体などの様々なデザインを手掛け、特にシンボルマークや、ブランディングデザインなどに傾注し、製作したシンボルマークは、世界192か国に広がっている。

また、話題を呼んだ山田養蜂所のメッセージ広告シリーズ、ガンジー、田中正造、ナイチンゲール、杉原千畝、新渡戸稲造、吉田松陰の作品は、朝日広告賞・毎日デザイン賞いずれも準グランプリ受賞。多方面に転載され、BENETTONのアートディレクターに絶賛される。

カーリ・ダーサの詩に「生まれ育つ喜び、行動の栄光、美の輝き、昨日は夢に過ぎず、明日は予感でしかない。精一杯生きた昨日を幸せな思い出にかえ、すべての明日を希望の見取り図とする。だから目を開こう、今日に向かって・・・」と、あるがごとく未来に開かれた生命空間に、宇宙飛行士が異口同音に言った「God it's Beautiful!」この美しい地球に生きる人間として、人道問題、環境問題に寄与する技術や文化を心より希求し、「美は世界を救う」と言ったドフトエフスキーの箴言をデザイン活動の理念としている。

役職

  • NPO徳育と人間力育成研究所 理事
  • NPO日本技術振興会 理事
  • NPO再チャレンジ東京 理事
  • ライフバランスリサーチセンター 理事
  • ローマニアンネットワークセンター 副会長

著書

  • 「美の実学」 日本地域社会研究所刊
  • 「夢」すべては夢からはじまって ドリーム企画刊
  • 「美利善の価値創造」 幻冬舎刊
  • 「100 STORY PROJECT」 100冊の本制作委員会刊
  • 「一日一訓」 未来創庵刊
  • 「心暦」こころこよみ 創美庵刊

献詩

  • 「米ソ宇宙平和サミット」宇宙飛行士への献詩 「ROSE COSMOS」広島市制100周年記念公式行事

追悼詩

  • 「美しき生命永遠なれ」 鈴木その子追悼詩
  • 「蜂花請願之譜」 山田養蜂所創業者 山田正雄会長追悼詩
  • 「ひばり天舞抄」 美空ひばり十三回忌 法要詩
  • 「恋香歌」 香水デザイナー 上野素敬氏追悼詩

記念詩

  • 「美頌歌」 ミス日本ビューティーコンテスト祝賀詩/本部審査員として
  • 「BI MIND・美万人」 ミスアジアパシフィック・ビューティーコンテスト祝賀詩/審査員として

顕彰詩

  • 「責務の生命永遠なれ」 福島原子力発電所・所長 吉田昌郎氏顕彰詩・・・